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出典:旧WSA of Australia

どのように、そしてなぜ訓練するのか

犬とあなた自身の為にできる最良のことの1つは、服従訓練です。服従訓練はすべての問題行動を解決するとは限りませんが、全ての問題解決に欠かせません。トレーニングは、あなたと犬のコミュニケーションです。有効なコミュニケーションは、あなたが犬に何を求めているかを伝えるのに必要です。そうでなければ、「待て」も「座れ」も何も教えることは出来ません。
さらに、トレーニングは社会階層の確立を容易にします。「来い、座れ」という簡単な号令に従う場合、犬はあなたに服従・尊敬を示しています。いわゆるアルファ・ロール・オーバー(注1)のような極端な方法で、群れのリーダーとしての地位を確立することが必要な訳ではありません。お手・ごろん(お腹を見せる)・キス(手を舐める)など服従を示すように教えることで、犬が下位に位置していることを教えられるのです。ほとんどの犬は、これらの芸(服従号令)をするのが大好きで、あなたが指示を出していることを喜んで認めます。

注1:犬を素早く仰向けに倒し、首をつかんで揺する間押さえつけ、鋭い目で犬の目を見つめることで、優位性を示す動き。
しかし欧米ではこの方法は有効でない・逆効果という声が挙がっているようです。体重40KgにもなるWSの成犬を瞬時に仰向けにできますか?失敗すれば、あなたはリーダーではないことを逆に証明してしまいます。この動きは犬にとっては攻撃とも取れるものなので、顔や手を噛まれてしまうかもしれません。

トレーニングはあなたにも犬にも楽しく、価値がなくてはいけません。トレーニングは犬との関係を豊かにし、共に生活することをもっと楽しくします。良く訓練された犬はより自信に満ち、訓練されていない犬より安全に相当の自由を与えることができます。

基本を学習するため、しつけ教室に参加して下さい。そうすれば、ほとんどのしつけ・訓練は自宅で行えるし、また行うべきです。犬が慣れていて、できるだけ集中できる場所で始めるのが一番良いでしょう。あなたも犬もいくつかの号令は上手くできると思うのなら、次はいろいろな場所でその号令を出してください。 気が散るような場所で行うのは、振り出しに戻ったするように思えるかもしれませんが、努力する価値はあります。実際には、まわりに誰もいない時に犬が座っていられるか、は誰も気にしません。あなたが欲しいのは、誰かが戸口にいる時に座って待つ犬です。庭できちんとついて歩く犬なんて無意味?しかし街できちんとついて歩ける犬にしたいのなら、そこから始める必要があります。犬に車内で大人しくして欲しいなら、どこで訓練すればよいのでしょう?3車線変更する為に、急に犬を伏せて待たせたい時、それが必要となるかなり前から車内で号令を訓練する時間を作ったほうが良いでしょう。運転しながら訓練しないで下さい。停車中か、誰か別の人が運転している時に行ってください。

トレーニングは短く楽しくして下さい。だらだらと長いトレーニングは退屈です。代わりに、あなたの日常生活にトレーニングを組み入れて下さい。トレーニングを犬にとって面白く、意味があるようにしましょう。もし犬が、朝の支度をしている間、部屋から部屋へあなたに付いてこようとする場合は、犬にも何かすることがあると言い聞かせて下さい。おはようの挨拶に「ごろん」。寝室から洗面所へは「つけ」。歯みがきの間は「伏せて待て」。洗面所から台所へは「つけ」。コーヒー豆をひく間は「座れ 待て」。着替え中は「ボールを探せ」。そして散歩へ行けるよう「引き綱を持って来い」。ドアを開けた時に「座れ」、閉めた時にもう一度「座れ」。こんなかんじです。トレーニングを犬の好きなことに、また、犬の好きなことをトレーニングに結びつけて下さい。その結果、トレーニングが犬の好きなことになり、喜んで行うようになります。

Rewards報酬
トレーニングで最も重要なのは、良い行動にご褒美を与えることです。ご褒美の回数が多いほど、より早く学習するでしょう。したがって、犬が上手く出来てご褒美がたくさんもらえるような状況を、繰り返し作り出すことが必要です。当然と思わずに、良い行動を取ったら必ずほめてやることが同様に重要です。良い行動は見逃してしまうので、ほめることを忘れがちですが、問題行動には気付きます。犬が静かに伏せている時は気づきませんが、ひどく吠えているのには気付きます。犬が自分のおもちゃを噛んでいる時に、どれだけの飼い主が犬をほめているでしょうか?しかし、お気に入りの靴が噛まれたことに気づいた時は、みな怒り狂うのです。ほめることとご褒美は、良い行動を維持し、問題行動の発生を防ぐための一番重要なことなのです。

Reprimands懲戒
ある犬は、「だめ、やめろ、降りろ、悪い子!」と、絶えず叱られていると感じています。犬は、叱られることに慣れる傾向があり、したがって懲戒は無意味になり、無視されるようになります。犬との交流のほとんどが良い行動をほめている場合、懲戒はより有意義です。犬を叱る必要がある場合は、必ず何を行ってほしいか直ちに示して、次に、それを正しく行うことに対してご褒美を与えて下さい。家具を噛んでいるのを見つけたら、「放せ」と言い、その後、すぐに自分のおもちゃに向かわせ、それを噛むよう仕向けてください。そして噛んだらほめてげましょう。

正しく行われれば、懲戒は声だけで十分です。正しい叱り方は短く、鋭く、即時にです。小言を言い続けないで下さい。現行犯で押さえない限り、絶対に罰してはいけません。決して殴ったり、蹴ったりしてはいけません。こういった不適当な罰は、必ずより多くの問題を引き起こし、大抵既存の問題を悪化させます。吠えて噛む犬になるだけでなく、疑い深く、人間の手を怖がり、攻撃的になってしまいます。

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