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これはAWSA Health and Genetic Chair のジュディー・ヒューストン史が、ミシガン州立大ジョージ・パジェット動物病理学博士、WS団体、WS愛好者などの協力を得て2000年に実施した、WSの健康調査結果です。
調査全文は長いため、以下に抜粋して翻訳してあります。残りは随時掲載していきます。
疾患の名称についてはオリジナルの英文で確認されることを強くお勧めします。

Health and Genetic健康と遺伝(抜粋)

オリジナルはこちら AWSA Health and Genetic Report

調査結果図表の説明

私たちは1,000頭の犬を調査しました。そのおよそ34%はブリーダー、残りの66%は一般の飼い主の所有でした。1,000頭のうち、40%(401頭)は、図中57の遺伝障害を1つ以上持っており、残り60%(599頭)は持っていませんでした。図中の遺伝的特性はすべて、少なくとも1頭で報告されました。パジェット博士の著書「The Control of Canine Genetic Disease(犬の遺伝疾患管理)」内で博士は、シェパード犬に138の疾病を挙げています。WSの疾患が57というのは多いと思われるかもしれませんが、138よりはずっと少ないのです。

覚えておくべき重要な数字は7.1です。この数字は、私たちの犬に継承された遺伝疾患の平均値です。これは、あなたが知っている・いないに関わらず、あなたの美しい犬が平均7.1の遺伝疾患を子犬へ継承する、という意味です。パジェット博士の研究およびこの調査の結果は、これらの特性を認識し、より健康な犬を繁殖する助けになります。

表の説明

第1のカラムは「遺伝症状」で報告された犬の数です。獣医士に診断を受けたか疑わしい場合は数に含まれていません。他にも犬に影響している遺伝的でない症状が多くありますが、この表には含まれていません。(この報告書の後半を参照)。
.
第2のカラムは遺伝形式です。「Und」は未確認、「R」は劣性、Polyはポリジーン(1つ以上の遺伝子が関係している)、「D」は優性、?が付いているのは遺伝形式にまだ不確実性があることを示します。

第3のカラムは、100頭中疾患のあった犬の%を示します。例えば、1.0は、100頭中1頭に疾患が見られたことを示します。

第4のカラムは、使用法を学び、よく知っておくべき項目です。この数字はハーディーワンベルグの法則を使用して算出しました。この法則に基づいた公式から、WS母集団全体中の推定保因頻度を決定しました。この数字から、あなたの雌犬に対して雄犬を無作為に選んだ場合、このカラムの数字がその雄犬の特定疾患キャリアーである危険性を示している、ということがわかります。例えば、WS母集団全体中の胃捻転の危険性は13.2%です。あなたが自分の犬の調査に基づいて、この疾患が無い交配相手を選べば、危険性を0に出来るのです。


AWSA 2000年健康調査結果図表

Digestive System消化器系

消化器系 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
Esophageal Hypomobility
食道低運動症?亢進症?
1 Und 0.1/ 100 6.2
胃拡張・胃捻転 5 Und 0.5/ 100 13.2
特発性大腸炎 6 Und 0.6/ 100 14.2
巨大食道症--食道無弛緩症 1 R Und 0.1/ 100 6.2
肛門フルンケル症 1 Und 0.1/ 100 6.2
小腸のバクテリア過多症 7 Und 0.7/ 100 15.5



Behavioral Problems行動問題

行動問題 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
攻撃性(過度) 16 Und 1.6/ 100 22.6


Cancer癌

発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
乳癌 4 Und 0.4/ 100 11.8
悪性組織球症 1 Poly/Und 0.1/ 100 6.2
Hemangeo-carcinoma
血管腫瘍
3 Und 0.3/ 100 10.5


Hormones - Endocrine Disease ホルモン-内分泌腺疾病

ホルモン-内分泌腺疾病 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
甲状腺機能低下症--自己免疫甲状腺炎 6 R Und 0.6/100 14.2
原発性副腎皮質機能低下症アジソン病 2 Und 0.2/ 100 8.4



Heart and Vascular System心臓と脈管系

心臓と脈管系 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
心室頻脈 1 Poly 0.1/100 6.2
僧帽弁欠陥(MVD僧帽弁狭窄症) 1 Und 0.1/100 6.2
動脈管開存症PDA 3 Poly 0.3/100 10.5
肺動脈弁狭窄症PS 1 Poly 0.1/100 6.2
経大動脈狭窄症 5 Poly 0.5/100 13.2


Immune System Diseases免疫系疾病

免疫系疾病 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
アトピー・接触皮膚炎 16 Und 1.6/ 100 22.6
自己免疫性溶血性貧血 1 Und 0.1/100 6.2
毛包虫症 11 Und 1.1/ 100 18
慢性円盤状エリテマトーデス(DLE) 1 Und 0.1/ 100 6.2



Skin Diseases - Allergies 皮膚病-アレルギー

皮膚病-アレルギー 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
Acral Mutilation Syndrome
つま先の無痛症
3 Und 0.3/ 100 10.5
肉色の鼻 8 Und 0.8/ 100 16.2
GSD膿皮症 3 Und 0.3/ 100 10.5
GSDフットパッド症候群 - Und 0.4/ 100 11.8
落葉状天疱瘡 1 Und 0.1/100 6.2
Primary Seborrhea
脂漏?
2 Und 0.2/ 100 8.4
臍ヘルニア 39 R Poly 3.9/ 100 32.0
尋常性白斑 3 Und 0.3/ 100 10.5


Liver - Pancreas 肝臓-膵臓

肝臓-膵臓 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
外分泌腺の膵臓機能不全 5 R 0.5/100 13.2
繊維症筋疾患 1 Und 0.1/ 100 6.2


Nervous System Diseases 神経系疾病

神経系疾病 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
変性脊髄症(ミエロパシー)
Degenerative Myelopathy
5 Und 0.5/100 13.2
てんかん 7 R Und 0.7/ 100 15.5


Eyes 目

発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
白内障 2 R Und 0.2/ 100 8.4
角膜変性症 1 R 0.1/ 100 6.2
類皮腫 1 R? Und 0.1/100 6.2
瞬膜外反症 1 R Und 0.1/100 6.2
涙点の欠損 12 Und 1.2/100 19.6
表層ストロマ角膜炎(Pannus) 4 Und 0.4/ 100 11.8



Reproductive Diseases 生殖器系疾病

生殖器系疾病 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
停留睾丸症 12 R/ Und 1.2/100 19.6



Skeletal Diseases骨格疾病

骨格疾病 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
口唇口蓋裂 2 Poly Und 0.2/100 8.4
下垂体性小人症 1 R Und 0.1/100 6.2
耳が立たない 11 Und 1.1/100 18.0
股関節形成不全 49 Poly 4.9/100 34.3
肥大性骨異栄養症 1 Und 0.1/100 6.2
腰椎ウォブラー症候群
Lumbosacral Malarticulation
1 Und 0.1/100 6.2
腰仙狭窄症(脊柱狭窄症) 2 Und 0.2/100 8.4
足根骨/中足骨の脱臼 2 Und 0.2/100 8.4
欠歯 36 R/ Und 3.6/100 30.0
OCD(離断性骨軟骨炎)肘関節形成不全
(FCP尺骨内側鉤状突起のフラグメント化・OC)
13 Poly 1.3/100 19.6
OCD 肘関節形成不全
(UAP肘突起の癒合不全)
Und 0.4/100 11.8
OCD -退行性関節疾患 11 - 1.1/100 18.0
オーバーショット 1 R Und 0.1/100 6.2
汎骨症 53 Und 5.3/100 35.4
尺骨の早期閉鎖 1 R 0.1/100 6.2
変形性脊椎症 2 Poly 0.2/100 8.4



Urinary System Diseases 泌尿器系疾病

泌尿器系疾病 発症頭数 遺伝形式 100頭当% 推定保因頻度
尿道下裂 1 Und 0.1/100 6.2
尿結石 1 Und 0.1/100 6.2

非遺伝的問題

調査で報告された最年長の犬は18歳でした。その飼い主は、21歳のWSも飼っていましたが、その犬は調査開始に先立って亡くなってしまいました。

以下は遺伝性ではない疾患です。したがって、調査には含まれていません。詳細が知りたい場合は、私(Ms Judy Huston)にご連絡下さい。

アレルギー
肢端舐性皮膚炎, 細菌皮膚感染症, 鼻発疹, hot spots が報告されました。

肛門腺
雌1頭・雄3頭 良性腫瘍 雌3頭・雄4頭

腫瘍または嚢胞 癌
パジェット博士は、4頭のうち1頭が人間同様癌になるだろうと指摘しています。遺伝性である1種、および遺伝性が疑われる2種は、調査図表に含まれています。他に癌が報告されたのは、脳、Hemagiopericytoma、膵臓、特定の部位癌、骨、リンパ、結腸、繊維肉、血管や腺、肝臓、背骨、口唇、口、歯茎、鼻、脚、肺およびタイプ不明の癌でした。


感染症、耳ダニおよび耳痛の報告あり。


裂けた目、epithelial folds、かゆみおよび涙目

心臓
心内膜感染、付随問題のない心雑音、鬱血心不全、特定診断のない心臓病。


小腸の吸収不良の雌1頭、過敏な胃が3頭。

ライム病
3頭

生殖器系
雌には、生殖器の細菌感染症、スプリットヒート(無排卵性発情後数週間で再発情する)、発情間隔が異常に長い、不安定な発情、子宮感染症(pyrometria)、慢性酵母菌感染、繁殖機能不全、子宮粗しょう(brittle uterus)、子宮内膜症および裂傷の報告あり。雄には去勢をを要する前立腺問題。

背骨
11歳以後の脊柱の悪化、塞栓症および脊柱の不安定の報告。

食糞
雌3頭

ウィルス
具合が悪くなってから48時間以内に死亡した雌1頭。獣医師は、この犬がクーンハウンドウィルスに感染していたと考えています。

体重管理
体重を維持できない雄1頭。

虫など
ジアルジア(Giardia)、白癬、コクシジウム、パルボウイルスおよび虫に因る発作 その他 突発性嘔吐、コクシジオイデス症、脱水症による腎臓機能不全、内出血、strangles(腺疫?)、傷が完治しない、肝炎、RACL、半月板損傷、頭蓋骨接合不正、前十字靭帯損傷および血腫


回答者からのコメント:

この最も美しく威厳がある犬への気遣いありがとう、。

甘えん坊でお行儀悪い子だけど、病気はなし。

ジャンプ・遊び・リスを捕らえるのが大好きな、超健康な4歳のホワイト・ジャーマン・シェパード。

整った背の高い体重90ポンド(約40Kg)の彼女。本当に美しい。ブリーダーは良い仕事をしました。

私の犬達はどんな病気とも診断されたことはありません。神に感謝!

私のホワイトシェパードは、非常に優しく、愛情深く、知的です。

私が今まで飼ったなかで、最も健康な犬です(5歳)

私はホワイトシェパードの気質が好きです。合計4頭飼いました。

この調査を行ってくれてありがとう。―― 32 years W.S

私の犬達は皆とても健康です。

14歳と16歳まで生きた雌2頭も飼ったことがありました。 どちらも生涯病気をしませんでした。

私に授けられた今までで最も偉大な犬。

私の犬は6月2日に6歳になります。彼は29インチ(74cm)、体重85ポンド(35kg)で、フリスビーを1日20回します。

彼は豪華で健康です。私たちは非常に幸運です。

私の犬はずっと非常に健康です(神に感謝)。

ありがたいことに、私たちの犬は他の犬と遊ぶのが大好きな、健康で幸せな愛情深い犬です。

問題はありません。彼女は可愛いレディーです。

No G.D. diagnosed. We own a happy, healthy (Frisbee fanatic white shepherd).
遺伝病は一つもありません。私たちはハッピーで健康な、フリスビー狂のホワイトシェパードを飼っています。

私のシェパードは動物というより人間です。彼は血統の誇りです。心から彼を愛しています。

私の犬は美しく健康です。彼女は非常に愛情深く、保護的で、信じられないほど知的です。

私は生涯ずっと犬を飼って来ましたが、彼は特別です。

非常に健康で、少々神経質だけれども、それ以外は優れたペット。私たちはこれからもずっとホワイトシェパードを飼います。

季節的アレルギー以外は、私が今までに飼った最も健康な犬。

10歳の素敵な犬は、私が今まで飼った犬の中で最も健康です。

非常に健康な犬であることを神に感謝します。彼女は私の友達・同伴相手であり保護者です。私は彼女を愛しています。

実に健康な犬。この調査を行ってくれてありがとう。世界最良の犬種。

Courtesy of American White Shepherd Association(AWSA)
Original copyrights are reserved to AWSA.



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